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ようやく任期が終わる!自治会役員を2年やって分かったメリットとデメリット

長く感じました。自治会役員の任期が来年3月いっぱいで終わります。2年間、無報酬で頑張りました(正確には1年間は組長)。この2年を振り返りながら、自治会役員をやってみたメリットとデメリットについてまとめます。

メリット

知人が増えた

これが一番のメリットではないでしょうか。私の住んでいるところは新興住宅地なのですが、地元に知り合いはいません。今まで近所に住んでいても交流もなく今までやってきました。

ところが自治会役員をやってみると、本当に知人が増えますね。役員仲間はもちろんのこと、ボランティアグループとか、役所の担当職員など想像以上に増えました。

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地元の問題を考えるきっかけになった

自治会の役員をやってみて最初に感じたことは、「高齢化」です。これまニュース等では分かっていましたが、肌感覚で感じました。ここまで高齢化が進んでいるのかと。

そして自治体との関係も考えるようになりました。自分たちで助け合う「共助」の重要性です。また近いうちに大きな地震が来るかもしれません。近隣の住民の方と助けあうことは大切です。

防犯意識が高まった

役員や組長になると、年に数回ですが、防犯パトロールする機会があります。すると泥棒が入りやすい家(垣根が高いなど)が分かるようになりました。我が家の垣根も低くします。

警察官
(画像はイメージです。)

こんな感じで自治会役員のメリットについて書いてきました。他にもあるかもしれませんが、主なメリットとして以上の3点を挙げました。

デメリット

総論を言えば、メリットよりデメリットの方が圧倒的に多いです。

貴重な時間を奪われた

これは仕方のないことだと思いますが、無駄な会議とか集まりが多くあります。今後、自治会活動に参加しやすくするため、無駄な会合などは廃止すべきでしょう。

自治会の仕事が多い

本来ならば行政ですべき業務を、自治会で行うケースが多く感じられました。もちろん細かい仕事まで行政でやるとなれば、最終的に住民税に跳ね返ってくるでしょう(結果的に住民税が高くなることも)。

それでも良いと私は考えます。住民税が一時的にせよ高くなることで、行政の無駄な事業について考えるきっかけになるからです。むしろ行政は自治会など、地元住民に甘えてはいませんか?

スーパーで割引商品が買えなくなった(笑)

これは冗談のつもりですが、結構大切な話です(笑)。今まではスーパーで「半額商品」を買うケースが多かったのですが、知人が多くなったため、半額商品を買う時に限って知人に会ったりします(笑)。これは困りますね。最近では遠くのスーパーに出かけることも多くなりました。

今後の課題

こんな感じで自治会役員を務めてきた「メリット」と「デメリット」についてまとめてきました。そして自治会の喫緊の課題としては、加入率の低下でしょうね。

私の住んでいる地元では、自治会の加入率は約60%前後とか。この数字は他の自治体でも同じではないでしょうか。この加入率を上げるには、現在の自治会制度を改善する必要があると思います。

業務を減らす

まず最初にすべきことは自治会の業務を減らすことです。例えば「お祭り」。当初は住民の貴重な親睦の場として選ばれたのでしょう。

もっともお祭りの運営にはお金が掛かりますし、それ以上にスタッフの負担が大きいです。時間も然ることながら、高齢化も勘案すれば、もう「お祭りは廃止すベき」ことも検討する段階に入っていると思います。

余談ですが、ヤフーニュースでこんな記事がありました。

餅つき禁止!? 年末年始恒例なのに 自治体規制に住民反発も
 年末年始の風物詩、屋外で第三者に餅を振る舞う餅つきイベントを禁じる地域が出てきた。餅をちぎったり丸めたりして人の手に触れる工程が多いため菌やウイルスが付きやすく、集団食中毒が発生する恐れがあるとして、一部の自治体が判断した。農家やJA職員、消費者からは「祭りで餅つきができないのは寂しい」「衛生管理は重要だが、規制をかけるのは行き過ぎだ」といった声が上がっている。(日本農業新聞)

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6222437
(リンク先の記事は削除されました)

餅つき大会も、スタッフの負担が重いイベントのひとつです。住民交流の場は必要だと思いますが、この記事のようなリスクが想定されるならば、餅つきの中止も考えるべきでしょう。

輪番制は必要?

役員の選出方法として「輪番制」を採ってるケースが多いのはないでしょうか。この輪番制ならば半ば強制的に役員を務める必要がるので、自治会活動自体はうまくいくでしょう。

もっとも高齢化により、役員になることができる人材が少なくなっています。すると自治会を退会する方も出てきて悪循環になります。

そこで輪番制を見直し、業務の縮小と合わせて、希望者による役員就任も考える必要があると思います。現在では、役員就任が近づくと退会される会員の方も少なくありません。

最後に

自治会自体の必要性は皆さん肯定されていると思います。その一方で業務の多さに辟易している方が多いと思います。これからは行政との交渉も必要だと思いますが、「自分たちで」「無理せず」「できること」のみをすべきです。これが自治会が存続する方法ではないでしょうか。

個人情報保護法改正で名簿はどうなる?

補足ですが、個人情報保護法の改正が実施されました。今まではPTAや自治会でも対象とはなりませんでしたが、今後は大企業などと同様に取扱いが厳しくなります。

具体的には「名簿」や「会員名の入った地図」などの取扱いが厳しくなります。もっとも自治会(町内会)は個人のつながりが中核であり、厳しくなった個人情報保護法とは馴染まないと思います。お年寄りの一人暮らしなど、自治会がサポートするケースもありますし。

なお個人情報保護法の改正もそうですが、数年後には民法の大規模な法改正も実施されます。契約など民法は個人の生活と密接に関わっているので、こちらの法改正も重要です。

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