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予備試験の勉強が手につかない原因は脳の決定疲れ!「セルフ・ハンディキャッピング」の克服とランチェスター戦略で合格はすぐそこ!?

司法試験予備試験の勉強をしなければいけないが、全く手につかない、そんなことはないだろうか。

私もその一人で、原因を知りたいと思っていたが、そのヒントになる記事を見つけた。

脳の決定疲れでパフォーマンスは下がる

「お金持ちになった人が実践「しないこと」リスト 30代で資産10億円を築いた個人投資家のやり方」

人は決定する事柄が多くなると、判断をつかさどる脳が疲労して、決定の質が低下することが科学的に明らかになっています。これを、心理学では「決定疲れ」と呼んでいます。

決定疲れの要因は2つあります。1つが、意思決定を長時間繰り返したあとには、個人の決定の質が低下するという現象です。これは、どんな服を着るのか、何を食べるのかなど日常生活のどんな小さな決断でさえも同様で、数が増えれば増えるほど決定の質が低下するといわれています。
(中略)
もう1つが、意思決定の回数が増えれば増えるほど、意思決定能力が下がるという現象です。私たちは普段の生活の中でも約2万回の判断を行っているといわれています。膨大な情報が飛びかう現代ではなおさら、さまざまな情報に対して、意識的、無意識的にかかわらず多くの判断をしています。判断の数が増えれば増えるほど、脳は決定疲れを起こし、良質な判断ができなくなっていきます。

ですので、まずはそれらの情報や選択肢を最小限に削って、あなたが行う判断の回数を減らすようにしていきます。それが、「やらないことを決める」ということです。

やらないことを決めると、新しい情報が入ってきても、「やるか」「やらないか」の判断をする必要はなくなります。

引用お金持ちになった人が実践「しないこと」リスト | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

記事のタイトルこそ投資に関するものだが、司法試験予備試験の勉強はもちろんのこと、普段の生活にも役立つ内容だ。

普段の生活ではやるべきことが多すぎて、脳の判断回数も必然的に多くなる。すると脳が疲れて、何もやりたくなくなる、という。

まさにこれだ。やる気がなくなる原因は「脳の決定疲れ」なのだ。

そして解決策も提示されている。一言でいうと「やること」と「やらないこと」を整理して「やらないこと(やるべきではないこと)」には、絶対に時間を割かない、という点だ。

「絶対に時間を割かない」
「絶対に時間を割かない」
「絶対に時間を割かない」

重要すぎるので3回繰り返した。

ルーティーンを固定化する

ルーティーンを固定化するのも判断力を無駄に消費しない良い方法だ。

朝起きたらすぐに論証集を確認する、などだ。もっとも寝起きは前日の復習がベスト。睡眠中に記憶が強化され、寝起きでさらにダメ押しするわけ。ぜひお試しを。司法試験・予備試験サイトはこちら

「セルフ・ハンディキャッピング」

そして違う原因もわかった。「セルフ・ハンディキャッピング」というものだ。

テスト前なのに勉強を先送りしてしまう心理 「セルフ・ハンディキャッピング」とは?

【Q:テスト直前なのになぜ勉強を先送り?】
【A:「セルフハンディキャッピング」という心の作用に注目】
大人でも、急ぎの用事があるにも関わらず、急に掃除を始めたりSNSに夢中になったりと、別のことを始めてしまうことがありますね。人はなぜ、やるべきことを「先送り」してしまうのでしょうか?

その理由のひとつとして「セルフ・ハンディキャッピング」が挙げられます。
これは心理学の用語で、自分で自分にハンディキャップを負わせること。たとえば、試験の直前までゲームに夢中になっていたとすれば、点数が悪かったとき「これは自分の頭が悪いせいじゃなくて、ついゲームをやりすぎて勉強できなかったからなんだ……」などと言い訳をすることができます。「自分に能力がないから結果が悪かったのだと思いたくない」、そういう傾向のある人が、セルフ・ハンディキャッピングをしがちだと実証されています。

参考テスト前なのに勉強を先送りしてしまう心理 「セルフ・ハンディキャッピング」とは?(ベネッセ 教育情報サイト)

なるほど、「セルフ・ハンディキャッピング」とは自分で保険をかけてしまうこと、そんな理解でいいだろう。

つまり「逃げ」なんだ。

とはいえ何から手を付けたらいいか?

そこで同じ記事では次のようにアドバイスしている。

【Q:勉強になかなか手がつかないときは?】
【A:まずは手や声を使った簡単な作業に集中!】
ただ教科書を読んで暗記するより、テスト形式の復習をしたほうが記憶に残る「テスト効果」が、科学的に実証されています。テストという一度覚えたことを思い出そうとする作業によって、脳内に蓄えられた記憶が出てきやすくなるためと考えられています。

ところが、この「思い出そうとする作業」は脳に負荷がかかります。問題演習になかなか取りかかれない子は「疲れるからいやだ」「ハードルが高すぎる」と直感でわかっているのかもしれません。

こんなときは、漢字や英単語を書いたり、声に出して読んで覚えるといったやさしい作業に集中したりすることから始めてみましょう。手や声を使うことは、記憶の定着に役立ちます。

なるほどハードルを低くすればいい。

【解決策】これで予備試験の勉強が進む!

いままでの原因を分析して、司法試験・予備試験の勉強に当てはめれば、

論文試験の勉強

・やるべきこと⇒答案を書くか、答案構成
・やる気が出ないとき⇒テキストや論証集の読み込み

短答試験の勉強

・やるべきこと⇒過去問を解く
・やる気が出ないとき⇒完全整理択一六法の復習

この流れで処理すれば、やる気が出ない時でも予備試験の勉強はうまくいくのではないだろうか。

ランチェスター戦略で学習内容を絞り込んで勝者になる!

ランチェスター戦略は「弱者の戦略法」とも呼ばれる。弱者は強者に勝てないかというと、そうでもないのだ。

「能力100のAさん」「能力50のBさん」。一見Aさんが勝ちそうだが、Aさんは3つの分野(甲・乙・丙)を攻略しようとしている。一方、Bさんは甲だけに望む。

するとAさんは100÷3≒33.3の能力しか甲に注ぎ込めない。Bさんは50の能力で対応できる。つまり勝者は能力の低いBさんになる。

このようにランチェスター戦略とは、「局地戦に持ち込み勝利に導く方法」と言っていい。

予備試験の勉強に落とし込むならば、教材を絞り込むこと。4冊の参考書があれば、1冊に絞り込む。

4冊に労力を分散するよりも、1冊に集中して4周する。どちらが知識の定着に軍配が上がるか明確なはずだ。

ランチェスター戦略をマスターするのにおすすめの書籍はこれ!

アマゾンを見ると、ランチェスター戦略の書籍は数多くある。そんな中、たまたま見つけて鱗が落ちたのが、「小山昇の実践ランチェスター戦略 ~成果を確実に出し続ける科学的な方法」だ。

会社の営業戦略だけではなく、人材採用や人材教育など他の分野でも十分に使えることを教えてくれた。これは司法試験・予備試験の合格戦略にも十分に通用しそうだ。

ランチェスター戦略の本
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