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DMCAに通報したら実名がネット上(透明性レポート)に、削除までの記録まとめ

DMCAに削除要請したら、ネット上に私の実名が公開された

以前に、私のサイトがコピーされてDMCAに削除要請しました。

結果は却下で、そして告発者である私の名前(実名)がネット上に公開されてしまいました。これは「透明性レポート」と呼ばれるページですが、名前の削除までにした内容を記録としてまとめます。

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まず透明性レポートにある名前を削除する方法ですが、これはDMCAへの削除リクエストを取り下げれば良いようです。

そこで具体的な方法ですが、「Google 検索 ヘルプ フォーラム」にアクセスします。このページに「DMCA(デジタルミレニアム著作権法)の著作権侵害の申し立てを取り消したい方へ」というスレッド(トピックス)があります。

このスレッドに削除リクエストを取り消す旨を書き込みます。なお「著作権侵害の申し立てを行った際に返信をもらっている場合は、直接そちらのメールに取り消しを希望する旨ご返信ください。その場合はこのスレッドにコメントを残す必要はありません。」とあるように、返信が可能な方は、このスレッドを利用する必要はありません。

そしてスレッドに書き込むと数日後に、グーグル担当者の方から確認のメールが届きます。これに返信すればいいだけです。

後日、グーグルから届いたメール(日本語)には、次の内容を記入して返信する旨、書いてありました。

(1)取り消しを希望する旨の詳細と明記
(2)元の申し立ての確認メールの件名にあるケース番号など
(3)連絡先のメールアドレス
(4)文書への署名(デジタル署名)

まず(1)は「取り消しを希望 DMCAの著作権侵害による削除の申し立て取り下げとChillingEffects.orgに掲載された個人情報の削除を希望します。」と記入しました。

(2)は検索したところ通報時のID番号で良いようです。そのID番号ですが、「削除用ダッシュボード ウェブ検索」にあるID番号を記載しました。

そして(3)の連絡先メールアドレスを明記して、次に(4)の署名です。この「デジタル署名」が分からず、ローマ字表記で「名」「姓」の順でメールに打ち込みました。

数日後、グーグル担当者の方から取消しを受理した内容のメールが届きました。うまくいったようです。関係者の方、ありがとうございます。


(画像はイメージです)

【補足】上の注意書きにあるように、削除申請時の返信メールがある方はスレッドに書き込む必要はありません。しかし私の場合、返信したものの1週間近く返信がなく、その間にスレッドを利用しました。

するとスレッドの返信メールとほぼ同時に返信メールが届きました。つまりダブってしまった訳です。ちなみにこちらのメールは英文で書かれており、記載する内容も上の(1)から(4)と同じです。

なお(1)は「Identify in sufficient detail the notice you would like rescinded」とありました。これに対しては「I would like to cancel(キャンセルを希望する)」と書き返信しましたが、うまくいったようです。

このようにして取り消しを希望する旨のメールを2通送ってしまい、グーグルの方にはご迷惑を掛けてしまいました。説明をよく読まなかった(というか分からなかった)点を反省します。

こんな感じで数日経ちました。グーグル検索を掛けてみると、まだ本名が記載された記事タイトルは残っていますが、クリックすると「404 見つかりませんでした」となります。さらに時間が経てば、完全に検索結果から消えるではないでしょうか。

またサイトがコピーされた際にできることとして、コピー防止の方法があります。こちらも併せて実践しましたが、効果があったと思います。それにしても機械的にコピーするサイトには本当に困ります。

【2016年3月補足】コピーしたサイトがなくなっていました。記事を盗用されてから約3か月ほどで、サイトそのものが消去されました。
他のコピーサイトもそうですが、少し様子を見たほうが良いかもしれません。今回のDMCAへの申請および実名がネット上に出る騒動を経験し、そのような考えもあるのかな、と思っています。

コピー防止の3つの方法【プラグイン】

やはりトラブルが起きてから解決するのはなく、事前に予防するのがベストです。精神的にも、場合によっては金銭的にもおすすめです。

そこでコピー防止に役立つプラグイン(ワードプレス)をまとめます。

PubSubHubbubの導入

運営しているサイトはワードプレスを利用しています。そこでPubSubHubbubを導入しました。

これはワードプレスのプラグインなのですが、Googleの検索エンジンに対して早く記事の更新を知らせることができます。このPubSubHubbubによって、こちらの記事がコピー前の記事と知らせる訳です。

Fetch as Google の利用

これはグーグルのSearch Console(旧ウェブマスターツール)内にある「Fetch as Google」を利用する方法です。

記事を書いたら、すぐに「Fetch as Google」で記事更新を知らせます。数秒から数分程度で、インデックスがされることが多いです。

もっとも1つの記事ごとに操作をする必要があるので、とても面倒です。しかしながら短時間でインデックスされるので、強力なツールと言えるでしょう。


▲ コピーサイトには徹底して闘う(画像はイメージです)

プラグインWP-Banの導入

このWP-Banというプラグインは、コピーサイトからのアクセスを遮断するプラグインです。設定も簡単で、「IPアドレス」による設定の他、「URL(サイトアドレス)」による設定などがあります。

ただし注意する点があります。ワードプレスのバージョンや環境により、画面が真白になるケースがあります。これについては「WP-Ban トラブル」などの語句で検索されると良いでしょう。

なお私の場合ですが、「php5.6+ワードプレス4.4.1」「php7+ワードプレス4.4.1」で利用していますが、現在のところトラブルはありません。

もっとも他のプラグインとの相性や、利用しているサーバーによってはトラブルになるケースも想定されます。したがって導入には、バックアップを用意して望まれるのがおすすめです。

ここまで3つの方法について書いてきましたが、コピー防止対策としては「Fetch as Google」がおすすめです。面倒ですが、いち早くインデックスされるわけですから、利用しない手はないでしょう。

まとめ

今回は本当に疲れました。今後はコピーサイトよりも早くインデックスさせるべく、「Fetch as Google」をこまめに利用します。

オリジナル記事がコピー記事と間違われることもありませんからね。

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