このサイト(ブログ)ですが、以前はseesaaブログで運営していました。パソコンサイトには広告が一切入らない一方、スマホサイトにはseesaa運営会社との広告が入ります。
seesaaは無料で利用させて頂いているので広告が入るのは構いませんが、広告により表示速度が遅いケースが多く、また時間帯によりサーバーの反応が遅い(重い)こともあり、レンタルサーバーへの引越しを検討しました。
(画像はイメージです。)
レンタルサーバーの比較検討をしてみた
レンタルサーバーへの引越しにあたり、検討したのは次の会社です。
- Xserver(エックスサーバー)
- さくらのレンタルサーバー
- Mixhost
- スターサーバー
- ロリポップ
- お名前com
- ドメインキング
インターネット環境の普及もあるのでしょうか。どの会社も比較的お手軽な価格で充実したスペックになっています。
そして比較検討した結果、エックスサーバーに決めました。満足なので利用開始から、9年目に入りました(2024年7月現在)。
Xserverに決めた理由とは?
初心者の私が、なぜ数多くのレンタルサーバー会社の中から、Xserverに決めたのか?その理由をまとめます。
無料SSLが使える。日本語ドメインサイトにも
まず最初のおすすめポイントが、無料SSLが使える点です。SSLとはサイト接続が暗号化され、安心にサイトの閲覧ができるものです(のぞき見や、サイトの改ざんの恐れがない)。
簡単に言うと、http://で始まるアドレスが、「s」がついて、https://で始まります。グーグルクロムとかだと、「保護された通信」の表示がされます。
またSEO(検索順位)にも有利とされます。
HTTPS をランキング シグナルに使用します
2014年8月7日木曜日(中略)
このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。HTTPS をランキング シグナルに使用しますGoogle フレンドリーなサイト制作・運営に関するウェブマスター向け公式情報
2014年8月の時点で、1%の影響があるようですが、それから10年近くたった今、より重視しているかもしれません。
非SSLサイトだと「保護されていない通信」とか出るよね
Xserverで実際に無料SSLの設定してみると、手続き自体は「数分」、認証に最大で「1時間」、ワードプレスの設定で「約1時間」と、初心者の私でも3時間程度で出来ました(ネットに詳しい方なら、もっと短い時間でできるはず)。
(画像はイメージです。)
無料もそうですが、90日ごとの自動延長が可能です。つまりほっといて良い訳です。なお自動延長に失敗した場合は、メールが届き、手動で延長します(Xserver管理画面で「延長」ボタンをポッチとする)。
ドメイン認証型SSLが無料・無制限で利用可能
当サーバーで運営中のドメインに対して無料・無制限(※)で独自SSLを利用することが可能です。面倒な手続きもなく、Web上で誰でも簡単に利用していただけます。証明書の発行時間もほとんど時間がかからないため、すぐにセキュアな環境でサイト運営をすることが可能です。
引用 エックスサーバー
HTTP/2に対応、表示速度が大幅にアップ!
2つ目のおすすめポイントが「HTTP/2に対応」している点です。SSL接続は安全な一方で、非SSLサイトよりも表示時間が掛かります。これは暗号化されているため、確認すべき工程が多いためです。
このデメリットを克服するのが「HTTP/2」です。簡単に言うと、一つずつファイルを呼び出すところ、同時に複数のファイルを呼び出す、そんなイメージです。同時にファイルを呼び出すので、表示速度が速くなるというわけ。
私は古いサーバーなので、2017年冬から利用可能ですが、新規契約者の方はすぐに利用可能です。詳しくは下記の公式発表を参考にしてください。
「nginx」導入!「HTTP/2」対応!Webサイト表示速度の大幅向上のお知らせ
2017/09/14(中略)
この度エックスサーバーでは、お客様により快適にサービスをご利用いただけるよう、高速Webサーバー「nginx(エンジンエックス)」を導入いたしました。併せて、「HTTP/2」に対応しました。(中略)
「HTTP/2」とは、SSL化したWebサイトの表示速度が大幅に向上する新しい通信規格です。「無料独自SSL」「オプション独自SSL」によりSSL化されたWebサイトであれば、特別な作業を行うことなく、自動的にHTTP/2による通信が行われます。引用 エックスサーバー
【2017年9月20日追記】
私のサーバーにもhttp/2が使えるようになりました。体感的に表示が早い気がします。
HDDからSSDへ、読み込み速度が早い!
次のポイントは「SSDディスクの採用」です。従来は円盤型のHDDに書き込んだり、読み込んだりしましたが、SDDはフラッシュメモリを用いて電気的にデータをやり取りします。
このSDDディスクを使用することで「速度が早く」、「故障のリスクが減らせる」などのメリットがあります。なお新規契約者の方は、すぐにSDDサーバーの利用が可能です。
ディスク読み込み速度が48倍以上!新規受付サーバーへのオールSSD RAID10構成採用のお知らせ
2017/07/11(中略)
この度エックスサーバーではお客様により快適にサービスをご利用いただけるよう、新規にお申し込みを受け付けるサーバーにオールSSD RAID10(ストライピング+ミラーリング)構成(※1)を採用いたしました。引用 エックスサーバー
(画像はイメージです。)
データベース目安容量が1GBに増量!
ワードプレスを運営するならば、「ファイル容量」と「データベース容量」の2つが比較検討の対象となります。
ファイル容量とは、ワードプレスの基本データなど収録する容量のことで、Xseverの一番安いプランで200GBと大容量になっています。
画像のほか、バックアップファイルまで含めると意外と多くの容量を使います
そして「データベース容量」。これは文字データ(記事データ)などを収容するもので、従来は500MBでした。これがバージョンアップされて1GB(=約1,000MB)になりました。
文章の長さやその他の環境にも左右されますが、ワードプレスでも数千記事は可能だと思います。
データベース目安容量の倍増のお知らせ
2017/08/23(中略)
この度エックスサーバーでは、快適にご利用可能なデータベース目安容量をこれまでの2倍となる「1データベースにつき1,000MB(1GB)」へと緩和いたします。引用 エックスサーバー
メールなら24時間365日サポート対応、電話サポート(土日祝除く)も
ネット初心者の私ですが、サーバーの利用に当っては分からないことも多く、何回もメールポートを利用しました。とても親切な印象で、Xserverの利用も今年で4年目です。
こんな感じのメールが返ってきました。
××様
平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
Xserver カスタマーサポート担当 ××と申します。お問合せ番号 : ××
会員ID:××
サーバーID:××お問い合わせをいただきまして、ありがとうございます。
(~丁寧な説明~)
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。(メールはここまで)
電話サポート(カスタマーサポート)では、音声ガイダンスが使われているので、より使いやすくなりました
無料で他社からwordpressが最短5分で引っ越せるサービス付き!SSLサイトも
2018年12月10日に開始したサービスです。このリリースを聞いたときは驚きました。その理由として次の点があります。
- 業者にワードプレスの引っ越しを頼むと、最低でも数千円、高いと1万円以上かかる
- 引っ越しプラグイン「Duplicator」があるが、2018年8月に脆弱性が発見された
つまり費用をかけないとすると、自分自身でデータベースの引っ越しなど面倒な作業が待っています。さらにSSLの設定もありますから、これまた面倒。
ワードプレスは大変です。ひとつ間違えると画面が真っ白になります
そんな他社からの引っ越しが無料!しかもSSLサイトも対応!しかも最短5分!です。これは驚きです。
『エックスサーバー』他社サーバーから最短5分で簡単移行!SSLにも対応!「WordPress簡単移行」機能(ベータ版)の提供開始のお知らせ
2018/12/10
平素はエックスサーバーをご利用いただきありがとうございます。この度エックスサーバーでは、他社サーバーでお使いのWordPressを最短5分で簡単に移行できる「WordPress簡単移行」機能(ベータ版)の提供を開始いたしました。
「WordPress簡単移行」機能は、WordPressのURLとログイン情報を入力するだけで利用でき、ご利用に際し、FTPソフトの操作やデータベースのコピーなどの複雑な操作はいっさい不要です。
また、「WordPress簡単移行」機能では、SSL化されたWordPressサイトもそのまま移行することが可能です。
(以下、省略)引用 エックスサーバー
サイトの表示速度を改善する『独自開発の高速・安定化機能「Xアクセラレータ」を搭載(公式サイトより)』など、どんどん進化するXserver。これからも機能が増えそうで楽しみです。
この他のおすすめポイントまとめ
当初は7つのおすすめポイントをまとめるつもりでしたが、記事を書いている途中で10以上になることが分かりました(笑)。ここからは箇条書きでまとめます。
- モリサワのWebフォントが無料で使える「Webフォント」機能
- マルチドメイン・メールアドレス無制限
- サーバー稼働率99.99%以上の高い安定性
- 自動バックアップ(サーバー領域過去7日分・MySQLデータベース過去14日分)
- キャンペーンの実施(独自ドメインプレゼントなど)
- メールのセキュリティサービスが充実
メリット(機能)については、Xserverで分かりやすく説明されています。利用を検討されている方は、Xserver公式サイトで確認されると良いでしょう。エックスサーバーはこちら
▲ Xerverのトップページ(画像は公式サイトから)
XserverのワードプレスにAMPは必要か?
ワードプレスというと遅いイメージがあります。その都度データを呼び出しますからね。そこで利用されているのがAMPです。高速化の一種で、プラグインもあります。
もっとも高速化の仕組みが多くあるXserverでAMPの必要はないと、個人的に考えています。
しかしグーグルではAMPを推奨しています。表示速度の改善にはAMPが一番最適と考えているのでしょう。
そもそもamp対応はめんどうです。新規サイトならばともかく、ページ数がある程度ある従来からのサイトだと、「画像の対応」など、かなり手間が掛かります。
この手間により、記事を書く時間が削れれば本末転倒です。
またSSL+HTTP/2でも、表示速度は速くなるケースもあります。また今後の技術革新により、近い将来にさらにサイト表示が早くなるかもしれません。
したがって私自身は、現時点ではampに対応する予定はありません(というか面倒)。
AMP対応プラグインの利用もあるがサイトが重くなる?
もっとも「どうしてもampにしたい」、そのような方にはプラグインもあります。もちろんワードプレスだけで動くプラグインなので、FC2ブログやアメブロなどの無料ブログでは使用できません。
そしてプラグインである以上、ワードプレスに入れ過ぎると、サイトが重くなる場合があります。これはAMP対応プラグインに限ったことではありませんが、プラグインは厳選して入れるようにしましょう。
もちろん他にも「画像圧縮」など、サイトの表示スピードを上げる方法もあります。
またツイッター上では、こんな指摘も。
やはりAMP化が必須との声も
静的なホームページでのサイト作成も選択肢のひとつ
ここまでの話の流れをまとめると、このようになります。
そもそも論なんですが、いままで話してきたのはワードプレスを始めとした動的サイトの場合です。
これが従来のホームページのような静的サイトならば、何もしなくても表示は早くなります。したがって今後は、ホームページなど静的サイトの評価が上がるかもしれません。メンテナンスも楽です。
おすすめのホームページ作成ソフトは?
そのホームページ作成ソフトですが、各社から多く発売されています。商品を選ぶ際のポイントとして「価格」「使いやすさ」「スマホ対応」の3つを重視したいところ。
おすすめなのは、ソースネクスト社の「ホームページV4」です。
もちろんXseverで使えるよ!
「ホームページV4」の特長
- 4ステップでサイトが完成
- ドラッグ&ドロップでかんたんにデザイン変更
- リンクもメニューも自動更新
- スマホサイトもかんたん作成
- 写真編集する4大機能のおまけつき
- 【初めてでも安心】公式ガイドムービーを収録
- 高品質な写真素材3,000点も利用可能!
もちろんスマホ用サイトはAndroid、iPhoneのどちらからでも見ることが可能です。また今までに作成したパソコン用サイトの変換も一発です。ホームページV4の公式サイトはこちら
上の公式サイトをご覧になっていただけるとお分かりになると思いますが、とても機能が充実しています。
したがって今まではワードプレス一択の方でも、ホームページのような静的サイトの活用を検討されるといいでしょう。
なによりワードプレスはプラグインも充実しるものの、「プラグインの入れ過ぎによるサイトの重さ」や「プラグイン更新」、「セキュリティ対策」など、手間が多いのも事実です。
まとめ
ここまでXserverの特長についてまとめてきました。
初心者の方の多くは、どのレンタルサーバーを選んだら良いか分からないと思います。そんな方は「安定性(稼働率)」「容量」「価格」「無料でSSLが使えるか」等の点で比較されると良いでしょう。
私自身はXserverに満足し、今年も契約の更新をしました。今後もお世話になると思います。
ワードプレスの運営におすすめ、同時接続数も1,000ぐらいまで耐えた!
特にワードプレスの運営には、エックスサーバーがおすすめです。画像などの数にもよりますが、自分自身の経験だと同時接続数は1,000人ぐらいまで耐えられました。
またワードプレスはCMS(Contents Management System=コンテンツ管理システム)のひとつですが、世界中で人気です。2017年1月現在の記事によると、全世界の60%を占めているようです。
CMSシェア、WordPress が60%へ
Q-Successは2017年12月11日(ドイツ時間)、「WordPress has now 60% content management systems market share.」において、CMSのシェアにおいてWordPressが60%に到達したと発表した。本稿執筆時点で、同社の調査によるCMSにおけるWordPressのマーケットシェアは59.9%。発表時よりは多少値を落としているものの、ほぼ60%のシェアを確保している。これはインターネット全体のサイトのうち29.1%に相当する。
(引用 マイナビ)
無料ブログの活用も
もっとも無料ブログの利用を否定する記事ではありません。無料ブログならではのメリットもあります。
またレンタルサーバーでは多少の知識も必要です。そのような不安がある方は、無料ブログで経験を重ねてから、レンタルサーバーのデビューもおすすめです。