はじめに
全国で進む自治会の高齢化が、若年層の参加減少や自治会解散の増加といった問題を引き起こしています。ここでは、高齢化する自治会の持続可能性やあり方、解決方法について考えます。
高齢化する自治会の問題点
役員の高齢化
自治会役員の高齢化が進み、助ける側ではなく助けを必要とする年齢層が増加しています。このため、運営の負担がさらに偏り、持続可能性が脅かされています。
自治会の解散増加
自治会の加入率が低下し、特に若い世代の参加率が下がった結果、解散する自治会が増えています。これにより地域全体の結びつきが弱まり、孤立が進む恐れがあります。
地域の分断
自治会が逆に地域の分断を招いてしまうケースも見られます。例えば、マンションの自治会と地域の自治会の二重加入を避けるために、地域の自治会に加入しない家庭が増えることで、地域行事への参加が制限される場合があります。
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若い世代が自治会に参加しない理由
仕事や子育てとの両立の難しさ
平日の夜に行われる会合は、仕事終わりの若い世代にとって大きな負担となっています。また、育児中の家庭では、時間的余裕がほとんどありません。
会費や役割の負担
「ゴミ置き場が使えないから仕方なく加入している」といったネガティブな動機は、自治会活動に対する興味や熱意を削ぐ要因となっています。
参考「ゴミ置き場(ゴミ捨て場)の土地所有者は誰?法務局(不動産登記)で調べてみた 」
マンション自治会との二重加入問題
マンション居住者は、マンションの管理組合と地域自治会の会費を二重に負担することを避けるため、地域自治会に加入しない傾向があります。
解決方法と取り組み
柔軟な運営方法を取り入れる
若年層が参加しやすい環境を整えるために、以下のような工夫が効果的です。
- オンライン会議の活用 ZOOMやTeamsを活用し、会合をオンライン化。参加のハードルを下げます。
- 電子回覧板の導入 紙ベースの配布物を廃止し、デジタル化することで手間を軽減。
- オンライン決済の導入 銀行振込やキャッシュレス決済で会費の支払いを簡便化。
若い世代が参加しやすい仕組み作り
- 活動時間の見直し 会合を休日や昼間に移動し、仕事や育児中の世代も参加しやすくします。
- 役割の軽減と分担 役職や業務を細分化し、一人一人の負担を軽くすることで、参加への心理的障壁を下げます。
地域住民とのコミュニケーション強化
- 情報共有の活発化 SNSやLINEグループを活用し、手軽に情報を発信。若い世代との接点を増やします。
- 世代間交流イベントの開催 運動会や子ども向けワークショップなど、世代を超えて楽しめるイベントを企画し、地域の一体感を醸成します。
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二重加入問題の解消
マンションの自治会と地域自治会の連携を強化し、会費の一本化や役割の分担を検討します。
また、加入者全員が恩恵を感じられるサービス(防災用品の配布、見守りサービスの提供など)を充実させることが効果的です。

【まとめ】地域全体で解決を目指そう
自治会の高齢化問題を乗り越えるには、若い世代が積極的に参加したくなる環境を作ることが重要です。
オンラインツールの導入、役割の見直し、世代間交流の促進など、具体的な取り組みを通じて、地域全体で支え合う自治会運営を目指しましょう。
自治会は単なる地域の組織ではなく、地域の絆や安心感を育む重要な存在です。皆で協力して、持続可能で魅力的な自治会を作り上げていきましょう!
X(旧、ツイッター)の反応
ラジオで聞いた。千葉市の取り組みで若者夫婦が団地に移住で補助金がもらえるらしい。
— 技術士のススメ (@mech_eng_PE) May 23, 2022
高齢化した団地を若返りさせたいらしい。ではここで紹介されていた住民の声をどうぞ。
「階段登り降りする買い出しが大変。若者が団地の自治会に入って買い出し補助のボランティアをやってくれるとありがたい」
高齢化率80%を超えるUR団地で、ぐるんとびーが家賃半額補助することで若手が10人以上が転居、カフェや自治会活動を活性化、高齢化率が68%になった。4年経って若者の退去が始まった。理由は家賃が高いことと、自治会が協力的でないこと。URや自治会が経済的なサポート含めメリットださないと無理だよ
— 菅原健介kensuke Sugahara (@KensukeGru) January 10, 2020
今、どこの地域も自治会運営は高齢化等
— 参議院議員 平山佐知子【静岡県選出】 (@hirayamasachiko) September 7, 2022
厳しい状況だと聞きますが、
こうしたご努力や工夫で
色んな世代が関わることができる
素晴らしい活動だと感じました。
今後の展開も楽しみにしています。
地元の集落の自治会は,会費だけじゃなくて「労働力提供」(カネだけじゃなくてカラダも差し出せの精神)が長年ルールになっていたけど,高齢化が進み,ついに「労働力提供ができない場合は,お金で代えられます」に方針が変わった。少子高齢化は因習を打破する…。
— 寺沢 拓敬 (@tera_sawa) February 22, 2024
私の住む地域では自治会を抜けて関係してくるのは定期的にまわってくる役目がなくなる、回覧板やおたよりが来なくなる、葬儀を自治会主導で行っているのが個人でになるくらい。近所が高齢化しているのでそういった世帯には負担があるのでこちらからすすめて自治会を抜けてもらったりも。でも特に困って…
— 🖤すず音🤍🎤 (@yukakurumi) June 29, 2024
うちの自治会進んでると思う。子どもたちを楽しませたいとボランティア集めてキャンプをしていたが「高齢化により活動が難しくなりました」と解散したり、「手伝いの人数も減ったので夏祭りの規模を縮小しよう」と身の丈に合わせた活動をいつも考えている。集まった人で出来ることをしようってこと。
— さやさや (@sayasayaf) May 5, 2017
高齢化が進む中で、自治会機能が著しく低下してきている。独居のお年寄りを守る体制を考えなければならない。 https://t.co/hi4sYjrm0e
— 足立康史 前衆議院議員 (@adachiyasushi) November 29, 2020