ゴールデンウィークに栃木県の足利フラワーパークに行ってきました。JRの駅に貼ってあるポスターを見て素敵に思いましたが、本物の大藤を見てびっくり。そんな足利フラワーパークに直通で行けるJRの臨時列車「快速足利藤まつり号」に乗車しました。
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足利フラワーパークへのアクセス方法【電車・シャトルバス・車】
その前に足利フラワーパークへのアクセス方法です。大きく分けて3つあります。
- 車でのアクセス
- 東武鉄道伊勢崎線「足利市駅」からシャトルバス約30分
- JR両毛線「富田駅」から徒歩13分
まず1の車でのアクセスです。足利フラワーパークの公式サイトによると、
【東北自動車道より】
◎佐野藤岡ICより、国道50号前橋・足利方面進行(約18分)
【北関東自動車道より】
◎太田桐生ICより、国道122号経由、国道50号足利・小山方面進行(約20分)
◎足利ICより、国道293号経由、県道67号佐野方面進行(約15分)
◎佐野田沼ICより、県道16号経由、県道67号足利方面進行(約12分)※カッコ内の所要時間は平常時の目安です。
交通・アクセス | あしかがフラワーパーク花の芸術村 あしかがフラワーパーク。8つの花の季節をテーマに季節感あふれる庭園をつくりこみました。それぞれのテーマに合わせ数百種の花木が季節をいろどります。是非一度、ご来園ください。
とあります。大きな無料駐車場もあり便利なようですが、大型連休中、東北道などかなりの渋滞が懸念されます(蓮田とか加須付近)。したがって自動車での来園は便利なようですが、渋滞を考えればおすすめできません。
▲ 車でのアクセス方法(画像は足利フラワーパーク公式サイトから引用)
次に東武鉄道・伊勢崎線の足利市駅を利用する方法です。ゴールデンウィーク中には臨時特急の運転もあり(運転日に注意)、運賃もJRより安く便利です。
もっとも足利市駅からシャトルバスで約30分かかり、しかもシャトルバスの運賃が片道400円必要です。またバスの発車時刻にも注意が必要です。そこで今回は東武電車利用も見送りました。
そして今回選んだのがJR両毛線を使う方法です。JR宇都宮線・小山駅とJR高崎線・高崎駅を結ぶ両毛線。本数も少なく、また列車によっては3両とか4両など車両数が少ないケースもあります。
そこで利用したのがゴールデンウィーク中に運転される臨時列車です。2016年度の場合だと以下の臨時列車が運転されました。
高崎線経由の「快速リゾートやまどり藤まつり号」
大宮発佐野駅行の全指定席列車で、途中停車駅は上尾・桶川・鴻巣・熊谷・深谷・本庄・高崎・新前橋・前橋・伊勢崎・桐生・足利・冨田駅です。
この「リゾートやまどり」の車両ですが、特急車両485系電車を改造したもので、座席配列は1列+2列の合計3列と豪華なものです。 また大きな窓があるため、自然豊かな車窓を楽しめます。
あしかがフラワーパークの大藤まつりに合わせて、JR両毛線に臨時列車がたくさん走ってるので、列車が集中する時間帯に写真を収めてきました。
まずは快速リゾートやまどり藤まつり号(大宮→佐野、高崎線回り)。
今後の運転は7,8日 pic.twitter.com/HQiKaFy5DG— わ た べ じ ゅ ん じ (@shiny1114) May 5, 2016
宇都宮線経由の「快速足利藤まつり1号・2号・3号・4号」
上野発桐生行の全指定席列車で、途中停車駅は赤羽・浦和・大宮・蓮田・久喜・小山・栃木・佐野駅・冨田・足利駅です。
この快速足利藤まつり号ですが、185系特急電車用の車両を使っています(特急「踊り子号」タイプの車両)。したがって座席もリクライニングでゆったりです。1号・3号が往路、2号・4号が復路です。
臨時快速”足利藤まつり2号”に充当された185系6連。<栗橋にて 28.05.05> pic.twitter.com/Z6dkrvk84B
— beadull (@beadull6050) May 5, 2016
常磐線・水戸線経由の「快速足利大藤まつり号」
いわき発桐生行の全指定席列車で、途中停車駅は湯本・泉・磯原・高萩・日立・常陸多賀・大甕・東海・勝田・水戸・赤塚・友部・笠間・下館・結城・佐野駅・冨田・足利駅です
特急「スーパーひたち号」で活躍した651系(4両編成)の車両を利用しており、こちらもゆったり移動することができます。
いい天気なのでお気軽撮り鉄。(快速足利大藤まつり号 本日最終日。) pic.twitter.com/9NsL60MUqL
— Tommy (@tpdog2000) May 4, 2016
JR臨時列車の指定席・空席・混雑度状況
「快速リゾートやまどり藤まつり号」「快速藤まつり号」「快速足利大藤まつり号」共に指定席券だけで乗車できるお得な列車ですが、指定席券が取れないと話になりません。そこで空席状況が確認できるJRの公式サイトを紹介します。
この公式サイトとは、「JR CYBER STATION」です。「乗車月日」「乗車時刻」「お乗りになる列車」「乗車駅・降車駅」にそれぞれ情報を入力するだけです(利用時間は6時30分から22時30分まで)。入力する際の注意点として、以下の点があります。
- 「お乗りになる列車」は在来線を選択
- 富田駅は複数あるため、「富田(両)」を選択。この(両)は両毛線という意味です。
こんな感じで入力し、最後に「検索」をクリックしてください。
そうすると、「○」「△」「×」が表示されます。それぞれ「空席あり」「空席残りわずか」「満席」です。
今回、4月30日の快速足利藤まつり号1号・2号の指定席券を1か月前の発売日当日に購入し、その後の空席状況を確認してみました。1号・2号共に1週間前位まで空席があり、3日前ぐらいになると満席になる列車が多くなりました。
おそらく天気の影響を考えて予約をするため、直前になると満席になったのだと思います。またゴールデンウィーク中でも平日とか、早朝の列車「快速足利藤まつり1号」、帰宅が遅くなる列車「快速足利藤まつり4号」は比較的席が取りやすい印象を受けました。
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快速足利藤まつり号に乗車しました!
ゴールデンウィーク中の日曜日に快速足利藤まつり1号と2号に乗車しました。車両は185系特急用車両です。
乗車してみると、ほぼ満席です。団体のお客様、家族連れの方も多く、にぎやかな車内です。また座席も厚手の素材で、リクライニングシートのため疲れません。
この列車ですが、JR宇都宮線の線路を走り小山駅でしばらく停車します(9番線ホーム)。駅のトイレも利用できますが、女性用トイレは行列ができていました。列車に乗り遅れる心配もあるので、列車内トイレの利用もおすすめです。
そして富田駅に到着。富田駅は普段は乗降客が少ない駅の様で、ゴールデンウィーク中は応援の駅員もいるようです。なお富田駅にはエスカレーターやエレベーターなどはなく、反対側のホームから改札口のあるホームまでは跨線橋(階段)を渡らなければなりません。ご高齢・シニアの方にはちょっと大変かもしれません。
▲ 富田駅に到着。ホームが狭く、とても混雑します。これでも電車の到着から数分経っており、少し空いてきた頃の写真です。なお混雑する期間中は、通常の改札口のほか臨時改札口も用意されます(電子マネー・スイカの利用も可能です)。
富田駅からは道路沿いに進みます。フラワーパークまでの地図ですが公式ホームページにあります。もっとも駅から大きなフラワーパークに向かう人の流れがあり、また途中に交通整理の警備員が多く配置されているので、調べる必要もないし、また道に迷う心配もないと思います。
▲ 歩道は歩きやすいです。
【追記】新駅「あしかがフラワーパーク駅」が開業!
2018年4月に「あしかがフラワーパーク駅」が開業します。「あしかがフラワーパーク」から徒歩1分という好立地です。
両毛線新駅4月1日開業 名称は「あしかがフラワーパーク」駅
12/8(金) 6:02配信 上毛新聞JR東日本高崎支社は7日、群馬県と隣接する栃木県足利市に設置される両毛線の新駅を「あしかがフラワーパーク駅」とし、来年4月1日に開業すると発表した。足利-富田駅間で、高崎支社管内では2004年の上越線高崎問屋町駅(高崎市)以来の新駅となる。
引用 ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00010000-jomo-l10
(引用先の記事は削除されました。)
なお運賃ですが、隣の冨田駅までの料金が必要みたいです(何だかなぁ)。
あしかがフラワーパーク駅は栃木県足利市迫間町の、小山起点32.0km地点に設置。駅を利用する際の運賃・料金は、当面のあいだ、隣の富田駅と同額とされます。また、富田~あしかがフラワーパーク間は、「Suica」などのICカード乗車券に対応しないことから、利用の際はきっぷの購入が必要です。
足利フラワーパークに到着
そして足利フラワーパークに到着。団体客も多く、非常に混雑しています。入場券を買うのにも5分程度行列に並びました。中国人や台湾人など外国からのお客様も多いようです。
なお入場料ですが、花の咲き具合により値段が変わり、この日は最高の1,700円でした。なお夕方とか夜に入場すると割引になるようです。また障害者割引は200円、このほか各種割引があるようですが、利用できる割引はどれか一つみたいです(割引については入場券を購入する際に、窓口で訊かれると良いでしょう)。
▲ 足利フラワーパーク入口
さて園内に入場しましたが、とにかく凄い花、そして人。特に樹齢150年の大藤には圧巻のひとことです。テレビや写真では伝わりません。そして藤の花だけでも、大藤・白藤・きばな藤など多種あります。藤のトンネルなども印象的です。
園内で気付いたのが、植物を管理される作業員の多さです。最初は「入場料高いな」とも思いましたが、これだけ多くの作業員、この手間暇を考えれば納得です。
またグルメですが、藤のエキス?が入った藤ソフトクリームが販売されています。写真はありませんが甘すぎず、また当日はとても暑かったのでおいしかったです。
あとトイレですね。男性用は問題ありませんが、女性用トイレは複数設置されていますが(場所は多い)、それでも大型連休中はかなり並びます。帰宅直前などは列車時間などに注意されると良いでしょう。